〒448-0803 愛知県刈谷市野田町沖野61-10 ハッピーハウス101
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こんにちは。
今回の腰痛コラムは『ウォーキングと腰痛』というテーマでお伝えします。
ウォーキングは、運動の中でも手軽に始められますし、新しくシューズを買ったとしても、それほど費用もかかりませんので、おすすめです。
お客様からのご質問で多いのは『腰が痛いときは、ウォーキングしない方が良いんですよね??』です。
これは腰痛の種類にもよります。ぎっくり腰やスジ違いなど、ズキズキ急に痛くなってしまった場合は、痛みが治まるまで控えましょう。
一方、鋭い痛みというよりも腰が重い、だるいといった鈍痛ですね、慢性腰痛の場合は、ウォーキングは効果的です。
なぜ効果的かというと、まずウォーキングによって腰周りの筋肉がほぐれたり、血行が良くなったりします。
筋肉がほぐれると、硬かった筋肉が柔らかくなり、身体の動きがしなやかになるので、腰への負担を減らすことができます。
また、血行が良くなると、からだにとっての栄養である酸素の巡りも良くなるので、からだ全体が元気になります。
しかし、それだけではありません。ウォーキングを続けていくと、実は脳が変わっていきます。
これはどういうことかというと…
ウォーキングを続けること(身体を動かすこと)で、脳にたくさんの刺激がいきます。そうすると、痛みを感じにくい脳に脳が変わっていきます。
腰が痛いと感じていても、その痛みは腰で感じているわけではなく、腰が痛いと『脳』で感じています。なので、人間の中枢である脳の状態を改善することが大切です。
ウォーキングを続けると、脳の血流量が増え、脳内の司令塔である前頭葉(ぜんとうよう)という場所や、痛み物質の分泌が変化していきます。より根本的な改善に繋がりますよ。
引き続き、ウォーキングの良さをお伝えします。
見出しのEIMとは…Exercise is medicine(エクササイズ イズ メディスン)の略です。直訳すると『運動は薬』となります。
アメリカなど海外では啓蒙活動が行われています。
人それぞれ様々な解釈があると思いますが、運動は薬ということなので、とにかく健康のためには運動した方がいいですよということですね。
特に高血圧や糖尿など、いわゆる生活習慣病の方は、頑張ってウォーキングしましょう。実際の当院のお客様の経過をみていても、つくづくExercise is medicineだな~と思いますね。
『1日○○歩は歩くようにしています』『週に○日、○時間は運動するように心がけています』というように、運動やウォーキングの習慣があるお客様は、経過が順調な方が多いですね。
良い状態が長く続いて、以前のようなひどい腰痛になる方は少ない印象です。そういえばこの前、とても嬉しい出来事がありました。
とある慢性腰痛のお客様から『最初は先生にすべて治してもらうという気持ちだったんですが、やっぱり生活習慣を見直さないとダメなんですね。ウォーキングをこれからも続けます』と言われたからです。拍手しました(笑)
このお客様と同じように、どうしても最初は『先生に100%治してもらう』という意識で来られる方が多いのですが、施術を重ねるうちに、日常生活を変えてこそ根本改善なんだと少しずつわかってくるんですね。
気付いた後で変えられるかどうかはお客様次第ですが…(私はそれとなくお伝えしています。しつこくは言いませんのでご安心ください(笑))
カイロプラクティックで全体のバランスを整えたり、施術でしかできないことも多々ありますが、日常生活でウォーキングも頑張っていただくと、慢性腰痛改善の効果が高まりますよ。
身体を良くしたいという思いがあれば大丈夫です‼
ぜひExercise is medicineという気持ちで取り組んでみてください。
先ほど、当院のお客様の1例を挙げましたが、以前にテレビの実験で、確かあれはN○Kの健康番組だったと思うのですが、慢性腰痛改善のためのウォーキング特集をやっていました。
何名かの慢性腰痛の方が出演されていて、毎日ウォーキングをしていただくというものです。
1日あたり何分ウォーキングするものだったか覚えていないのですが(すみません…)、確か20~30分だったと思います。
今日はどんな感じだったか、ノートに記録をつけながら進めていくと、3週間程度で改善がみられる人が多かったです。
最初のうちは痛いので、『これで本当に腰が良くなるの??』と皆さんブツブツ文句を言っていましたが…(笑)
時間の経過と共に少しずつ楽になってくると『ああ、効果があるんだ‼』と表情が明るくなっていきました。
もちろん個人差はありますが、慢性腰痛改善のためのウォーキング、おすすめです。
目安としては、1日あたり8000歩がベストと言われていますが、あくまでも目安ですので、無理のない歩数からで大丈夫ですよ。
特に、普段運動不足の方がいきなり頑張り過ぎてしまうと、かえって腰の痛みが強くなってしまう可能性があります。
徐々に、少しずつという気持ちで、段階を踏んで距離や歩数を伸ばしていきましょう。
なので最初は、時間だと10~20分、歩数で言えば3000~4000歩程度などハードルを下げて身体の調子を見ながら行うと良いでしょう。
今回は『ウォーキングと腰痛』というテーマでお伝えしました。
腰痛というと、単なる運動不足や姿勢の問題と思われがちですが、人間の中枢である脳も大きく関わっています。
ウォーキングによって脳が変わり、痛みを感じにくくなるということに、ビックリした方も多かったかもしれません。
Exercise is medicine(運動は薬)についてもお伝えしましたが、飲まない薬もあるということです。むしろ運動が最も素晴らしい薬ではないでしょうか??
飲む薬のように即効性はありませんが、日頃からある程度運動していれば、からだの免疫力も上がりますし、気分転換にもなります。心身の健康が保たれ、飲む薬は最小限で済みますよね。
ですので、私の解釈としては『運動こそ薬』といった感じです。
後半にお伝えしたテレビでの実証実験では、3週間程度で効果を実感する方が多かったと書きました。
このようにウォーキングなどの運動習慣は、その効果があらわれるまでに最低数週間~2、3か月かかる場合が多いです。
なので少し長い目でみていく必要があります。できればノートに日々の記録をつけて、経過が残るように工夫しましょう。
『今日は10段階でいうと腰痛はレベル7だった。寝起きが昨日より痛くなかった』というように、数字を使ったり、一言でもコメントを残して記録すると、あとで振り返ったときにウォーキングの効果を確かめる材料になります。
長引く慢性腰痛など、カイロプラクティックで『健康を取り戻したい』『健康であり続けるためのケアがしたい』という方は、お気軽にご連絡ください。