〒448-0803 愛知県刈谷市野田町沖野61-10 ハッピーハウス101
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今回は、副腎疲労(ふくじんひろう)というものについてお伝えします。
『なんですか、それ…??』という方がほとんどだと思いますが、順番にご説明しますね。
(難しいと感じるところは、飛ばしていただいて構いません。なんとなく、こういうものがあるんだなあという程度で大丈夫ですよ)
当院では疲れが取れないという症状でお悩みの方も、多く来院されます。
・寝ても疲れが取れない
・以前と比べて疲れやすくなった など
それはもしかしたら、副腎疲労(ふくじんひろう)かもしれません。
副腎疲労とは、副腎という内臓が疲労してしまった状態のことです。
副腎は普段はホルモンを分泌して、体の水分量を調整したり、血圧を維持したりしてくれています。
興奮しているときに『アドレナリン全開‼』と言ったりしますが、アドレナリンも副腎から分泌されるホルモンの1つです。
アドレナリンの他にも多数ありますが、副腎から分泌されるホルモンは、人間が生きていくうえで重要なものばかりです。
しかし現代人は、その副腎が疲れてしまっている人がとても多いのではないかと言われています。
では、どのようなことが原因で副腎が疲れてしまうのでしょうか??
答えは、ずばりストレスなんですね。(副腎はストレスと戦う内臓です)
通常は、ストレス→副腎が反応→ホルモン分泌して対処
という流れですが、ストレスが過剰の状態になると、それだけ副腎の負担が大きくなってしまい、最終的に疲れ切ってしまうんですね。
ストレスは、仕事の人間関係だけではありません。例えば、梅雨時期の高温多湿な環境など、気候なども含みます。
そういった様々なストレスにより、副腎に過剰な負荷がかかると、ホルモンの分泌が不安定になり、様々な症状に繋がります。
疲労感以外にも、代表的なものをいくつか挙げてみます。
・朝起きるのがつらい
・頭がぼーっとして集中力が落ちていると感じる
・立ちくらみ、めまい
・むくみや乾燥などの肌トラブル
・塩辛いものや甘いものが欲しい
・コーヒーがないと落ち着かない
・うつ症状はあるけど薬が効かない
・生理前の不調(PMS)など
症状は人それぞれなので、これらすべてが共通して当てはまる訳ではありませんが、いくつか当てはまる人は、副腎疲労の可能性があります。
上記の症状の中には、疲労感以外にも、塩辛いものや甘いもの、コーヒーなど食事に関するものがありますが、それは副腎が血糖値と関係するホルモンも分泌しているからです。
血糖値と聞くと、糖尿病をイメージされる方が多いかもしれませんが、実は糖尿病でなくとも(正常の範囲内でも)、血糖値のコントロールが乱れていると、塩辛いものや甘いもの、コーヒーなどをより欲してしまいます。
また、人によっては精神症状にも繋がります。イライラしたり、不安を感じたり、憂鬱になったりしやすくなります。(心の問題ではなく、あくまでも血糖値や副腎疲労による体の問題ということで)
また、副腎は性ホルモンも分泌しているので、女性では不妊や生理症状、更年期症状としてあらわれてくる場合もあります。
副腎疲労の症状は幅広く、疲労感以外にも、様々な日々の不調と結びついていることがご理解いただけたと思います。
ただ、仕事や家事、育児などのストレス自体を減らすことは中々難しいので、あなた自身が少しでもストレスと戦える状態を目指さなくてはなりません。
そのためには、整体だけでなく(整体については後ほどお伝えします)、特に食生活が重要です。
副腎が疲れている人ほど
『甘いものが大好きです』
『朝はパンとコーヒーです』
『牛乳やヨーグルトは毎日欠かしません』という答えが返ってくるからです。
しかし、皆さんの頭の中には
『疲れた時には甘いもので糖分補給』
『ヨーグルトで腸を健康に』
などのキャッチフレーズがあり、身体に良いイメージを持たれている方が多いのですが…逆効果です。
チョコレートなど甘いもの、小麦製品(パン、麺類など)、乳製品(牛乳やヨーグルトなど)は、できるだけ減らしていきましょう。
こういった食べ物は、実はあなたの身体にとっては、ストレスになっている可能性が大です。つまり、副腎が疲れて、余計に疲労感を感じやすい状態になっていますよということです。
このように、食生活のテーマは『マイナスを減らしていくこと』を心がけましょう。
例えば、お金をかけて健康食品やサプリメントなど、プラスのことをするよりも、甘いものなどを減らして、副腎にかかる日々のマイナス分を減らした方が効果的です。
ただし、いきなり何もかもをゼロにする必要はありません。
もちろんストイックにできるなら、それに越したことはありませんが、ストレスにならない程度に、長期的な視点で減らしていけると良いでしょう。
例えば、甘いものを毎日必ず食べている方だと、まず1週間に1度は甘いもの無しデーを作り、それを徐々に拡大していくということです。大切なのは続けることですので。
そして、良い副腎のベースを作ることで、身体のコンディションが少しずつ整い、ストレスと戦える状態になっていきます。
ここからは、当院の整体についてお伝えします。
整体では、身体にある副腎のポイント、ストレスがあらわれやすいところをメインに行います。
背骨で言えば、肩甲骨の少し下の辺りにある第9胸椎(きょうつい)というところです。
その他にも、お腹にある副腎のツボも、その人に合った適切な強さで刺激します。
このように、身体の中にはいくつかポイントがあるのですが、ほとんどの人に共通しているのが、首です。
例えば『借金で首が回らない』という表現があるように、(借金のような)過度なストレスがあると、本当に首が回しにくくなります。
首だけでなく、肩や肩甲骨周りも含めた首周辺の筋肉が、カチカチにこり固まっている人が多いですね。
こういったところを整体で緩めていくと、身体がリラックスして、スッキリすることで、気持ちまで前向きになっていきます。
首の他に、ふくらはぎも、多くの人に共通しているポイントです。
実は副腎疲労の人は、下半身の筋肉、特にふくらはぎの筋肉にコリが出来やすいです。(専門的には腓腹筋(ひふくきん)やヒラメ筋という筋肉です)
『普段ふくらはぎがつることもないし、周辺の膝や足首に症状もありません』という方でも、ふくらはぎをチェックしてみると、割と筋肉のコリが見つかることが多いですね。
ふくらはぎは第2の心臓と呼ばれているので、施術することで血液の循環も良くなります。
整体後に『足がポカポカしてきました』『足が(良い意味で)じんじんして、血行がよくなったと思います』といった感想をいただくこともあります。
このように、副腎のポイントはからだ全体にあるので、その人にとってのポイントをメインに施術しております。
今回は副腎疲労についてお伝えしました。
身体の痛みやシビレというよりも、疲労感がメインの症状でした。
途中、食生活についてのアドバイスも書きましたが、副腎疲労のような症状の方は、日常生活での努力が絶対的に必要です。
高血圧や糖尿病と同じように、生活習慣病と捉えると良いでしょう。
なので、医者に行って薬をもらうだけ、整体やカイロプラクティックに行ってベッドに寝ているだけ、というような薬任せ、施術任せの姿勢では、根本的な改善になりません。
改善したとしても、時間がかかってしまうので、もったいないですね。
甘いものや小麦製品は、依存性が高いので、中々断ち切るのが難しいかもしれませんが、たまに食べるご褒美ぐらいにして、日常的なベースをできるだけ減らしていくことが大切です。
最初は『甘いものやパンが、本当に不調と関係しているんですか??』と思う方がほとんどだと思います。
しかしながら日々の不調は、副腎を始め、内臓の疲れによっても起こります。
知らず知らずのうちに副腎のコンディションを落としてしまうことで、ちょっとしたストレスで不調が起こりやすい状態になっていますよ。
根本的な改善は、今日したから明日すぐに良くなるというものではありませんが、2人3脚で少しずつ頑張っていきましょう。
慢性的な疲労感でお悩みの方は、お気軽にご相談ください。